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2025.05.15 パルミジャーニ・フルリエの最高峰、今年のアートピースは針が見えない「ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズ」

パルミジャーニ・フルリエの最高峰、今年のアートピースは針が見えない「ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズ」
  創業者ミシェル・パルミジャーニの誕生日を記念して発表される「オブジェ・ダール」コレクション。2024年12月2日に発表されたアートピースは、ミニッツリピーター「ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズ」。芸術的な美しさと卓越した音響技術を組み合わせた、従来の常識を覆す画期的な逸品であった。

  
「ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズ」は、単に時を告げるという行為を超越し、純粋に音を通して時とつながるように生まれた時計だ。電気が普及するよりも遥か昔、暗がりで時を告げたミニッツリピーターの本来の目的を尊重して設計された。音に耳を傾ける傍ら、パルミジャーニ・フルリエの熟練の職人技の美しさを目で堪能する。刻まれる音ひとつひとつが、もっとも純粋な形のチャイム付き時計の神秘と深く結びついていく。

ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズ
  パルミジャーニ・フルリエの創業者ミシェル・パルミジャーニの誕生日を記念して発表される「オブジェ・ダール」コレクション。2024年12月2日に発表された腕時計はミニッツリピーター「ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズ」だ。このモデルは表からは時刻表示はない。裏側に配されているのである。

繊細なギヨシェを施した半透明パステルグリーンのグラン・フー エナメル
  

  「ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズ」には、一見しただけでは分からない秘密が隠されている。伝統的なスーパーコピー 時計とは異なり、ラルモリアルの時刻表示は裏側に隠され、表側は全面にわたり芸術的なクラフツマンシップに捧げられている。ミシェル・パルミジャーニのインスピレーションの象徴であり、無限を表すメタファーでもある「松かさ」の繊細なエングレービングが、繊細なギヨシェ模様のある半透明パステルグリーンのグラン・フー エナメルをさらに引き立てる。

裏ダイヤルはグアテマラ産の白翡翠のディスク
  

  時計を裏返すと、ケースの裏に控えめに配されたローズゴールド製の時針と分針が目に入る。この裏ダイヤルはグアテマラ産の白翡翠のディスクで飾られ、円形のインデックスを備えており、翡翠の自然なエレガンスと調和している。この隠れたダイヤルは、時計に内省的でパーソナルな個性を与え、時刻を確認する行為を私的で贅沢な体験にするだろう。

パルミジャーニ・フルリエの新しいケース
  

  ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズは、この作品専用に特別に制作したホワイトゴールド製の42mmケースを備えている。ミシェル・パルミジャーニが大切にしてきた美学を継承し、ドーリア式の柱と黄金比に着想を得たデザイン要素が、古典建築の幾何学的な精密さと時代を超越したエレガンスを際立たせている。ケースをはじめ、細部まで彫り込まれたピンバックルに至るまでのあらゆるディテールに、メゾン・パルミジャーニ・フルリエを象徴する調和と完璧な美への追求が現れている。

カテドラルゴングのパワー
  

  歴史上、ミニッツリピーターは、まだ電灯が普及していなかった時代に、暗闇でも必要な時にチャイムで時刻を知るための手段だった。この複雑な機構はハンマーとゴング(鐘)からなる精密なシステムを備えており、音による時刻通知という至高のウォッチメイキングを体現している。はっきりと澄んだ音色で響く鐘の音に耳を傾けると、精密に調整された明快な音によって、時、四半時、分を識別可能だ。

  ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズの特徴は、ムーブメントを約2周するほどの長いカテドラルゴングにある。この長さがあることで、それぞれの音の共鳴が持続し、大聖堂の大鐘を彷彿とさせる深みのあるゆたかな音色を奏でる。各ハンマーはミリメートル単位の精度で打つように設計されていて、音の強度を最適に保ってくれる。カセドラルゴングの響きは感情に強く訴えかけ、それぞれの音色を神秘と深みに満ちたもの、時を超えた響きへと昇華させる。

ルノー・エ・パピ製の手巻きミニッツリピーター
  

  ラルモリアル・レペティシオン・ミステリューズは、ルノー・エ・パピ製作の手巻きムーブメントを搭載している。392 個の部品で構成され、約72時間のパワーリザーブを誇るこのムーブメントは、他に類のない明瞭さと純粋な音色を実現している。ケースにしっかりと固定されたカセドラルゴングが音の響きを高める一方、ケースの裏側と側面の空洞が音を自然に増幅させる。さらに、ストライキング機構によって途切れのない滑らかな音を響かせ、チャイムのリズムを一定に保つ。

非常に難しい組み立て
  

  このムーブメントをケースに組み込むことは、技術的に難易度がもっとも高い課題だった。ミリ単位での正確な組立てにより、最適なテンションを保ち、ダイレクトに音を伝達できるようにしている。また、それぞれのパーツは音質を最大限に高め、正確な計時を維持するよう調整されている。

2025.04.14 難解なイスラム暦を腕時計サイズまで小型化した超絶な技術力、パルミジャーニ・フルリエ『トンダ PF ヒジュラ パーペチュアル カレンダー』

難解なイスラム暦を腕時計サイズまで小型化した超絶な技術力、パルミジャーニ・フルリエ『トンダ PF ヒジュラ パーペチュアル カレンダー』
  新しい「トンダ PF ヒジュラ パーペチュアルカレンダー」は、ステンレススティール製のケースに、鮮やかなビリジアングリーンのダイアル。八世紀のムスリムの学者や天文学者によってつくられた表形式のイスラム暦を、時計学に基づいて表現したものだ。このシステムにより、歴史学者がイスラム暦の日付をグレゴリオ暦の日付に変換することができるようになり、ヒジュラ暦の永久カレンダーの実現も可能になった。

イスラム教社会のヒジュラ暦を表示する永久カレンダー
  

  ミシェル・パルミジャーニは、自身が修復したイスラム暦の懐中時計からインスピレーションを受け、2011 年にヒジュラ暦の置き時計を製作した。さらに、腕時計へと小型化されたヒジュラパーペチュアルカレンダーは、2020年のジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)でイノベーション賞を受賞。2023年には、プラチナ製のケースに収められた「トンダ PF ヒジュラ パーペチュアルカレンダー」が発表された。トンダ PFコレクションの一部となったこのプラチナモデルは、よりシンプルなダイヤルデザインに一新され、PFコレクションのデザインコードを継承している。

  

  新しいトンダ PF ヒジュラ パーペチュアルカレンダーは、100メートルの防水機能を備えたステンレススティールケースに収められ、サテンとポリッシュで交互に仕上げられている。メゾンのシグネチャーであるローレット加工のベゼルは、プラチナ製で、フォールディングクラスプ付きのステンレススティール製ブレスレットと組み合わされている。

トンダ PF ヒジュラ パーペチュアルカレンダー
  
自動巻き(cal.PF009)。32石。2万8800振動/時。ヒジュラ暦パーペチュアルカレンダー、ムーンフェイズ機能。パワーリザーブ約48時間。SSケース(直径42mm、厚さ11.2mm)。100m防水。985万6000円(税込み)。

  ビリジアングリーンのダイアルはバーリーコーン(麦の穂)パターンの手彫りのギヨシェで飾られ、アプライドのアワーマーカーと、デルタ型スケルトンの時針と分針は、ロジウム加工の18Kゴールド製だ。秒針とカレンダーのサブダイアルの針は、ロジウム加工のステンレススティールでつくられている。

  トンダPF ヒジュラパーペチュアルカレンダーは、すべての情報をダイヤルに表示している。30年のサイクルを示す12時位置のサブダイアルでは、355日間の閏年がベージュ色の文字で、通常の354日間の平年が白色の文字で表示される。3時位置のサブダイアルは、イスラム暦の月番号を示し、9番目のラマダン月は鮮やかな赤で強調されている。9時位置のサブダイヤルは日付を示し、円形の開口部から30日の月であるか、29日の月であるか読み取れる。

  開口部が白色の場合は29日の月で、ベージュは30日の月を表し、さらに30の数字はベージュ色のアラビア語の文字「٣」で示される。最後に、6時位置のサブダイヤルは、ブルーアベンチュリンのムーンフェイズディスプレイを備えており、南半球および北半球から見た月の位置を示している。

イスラム暦とは?
  1年に4つ、暴力や悪行を行わない神聖な月があり、その期間中は新たに、そしてより高い集中力をもって信心を深めて善行を積むことに重きが置かれる。

  このうち3つの神聖な月は、ズー・アル=カアダの11番目の月(月のサブダイヤルには「١١」と表示)、それに続くズー・ル=ヒッジャ(月のサブダイヤルに「١٢」と表示)、そしてムハッラムと呼ばれる一番目の月(月のサブダイヤルに「١」と表示)の順番で連続する。

  このように3つの月が連続している理由は、ズー・ル=ヒッジャは聖地メッカに集う大巡礼ハッジの月であるため、メッカへの往復が穏やかな旅となるよう、ハッジの前後の月が神聖なものとされたからである。最後の神聖な月は、ラジャブ(月のサブダイアルに「٧」と表示)という7番目の月だ。

  1年の真ん中に位置するラジャブ月は、ラマダン月に向かう平和と内省の期間であり、ウムラと呼ばれるメッカへの自発的な巡礼が行われる時期でもある。

  トンダ PF ヒジュラ パーペチュアルカレンダーでは、月のサブダイアルに赤色で強調された「٩」の文字がラマダン月を表す。イスラム教徒はラマダン月に29日間または30日間、日の出から日没まで断食を行う。

  ラマダン月は、イード・アル=フィトルの大祭で終わる。イード・アル=フィトルは、イスラム教の二大祝日のうち最初の祝日で、もう一方の祝日イード・アル=アドハーは、つねに1年の最後の月の10日目として定められている。

  


  パルミジャーニ・フルリエのヒジュラ パーペチュアルカレンダーは、イスラム教社会で使われているヒジュラ暦で設計されたパーペチュアルカレンダーを搭載する、世界初の時計スーパーコピー 代引きだ。世界の多くの地域で使われているグレゴリオ暦が、地球が太陽の周りを回る周期をもとに作られた「太陽暦」のひとつであるに対し、ヒジュラ暦は月の満ち欠けの周期をもとに作られた「太陰暦」のひとつである。

  この違いにより、ヒジュラ暦の月は毎年約11日ずつ、季節や太陽暦からずれていく。そのため断食を行う月として有名なヒジュラ暦第9月のラマダーンも、グレゴリオ暦では毎年日付が異なる、ということになる。

  Contact info: パルミジャーニ・フルリエ pfd.japan@parmigiani.com

2024.11.20 ガスケットを使用しない、独自のメカニカルな防水システムを開発した「モーロン・ミュジー」日本初上陸

ガスケットを使用しない、独自のメカニカルな防水システムを開発した「モーロン・ミュジー」日本初上陸
  ノーブルスタイリングは、ガスケットを使用しないメカニカルな防水システム「nO-Ring®テクノロジー」を備えたスイス製時計ブランド『 Mauron Musy (モーロン・ミュジー)』の本格取り扱いを開始する。

  


  モーロン・ミュジーは、2 人の技術者、Eric Mauron(エリック・モーロン)と Christophe Musy(クリストフ・ミュジー)により 2013 年、スイス、ジュラの麓、スリーレイクス地域の中心であるブロイエ渓谷の St-Aubin(サントーバン)で設立された。2 人は 「防水性の確保」というスーパーコピー時計 激安 代引きの永遠の課題について、3 年間の 研究を重ね、ガスケットを使用することなく、防水性を確保する画期的で「メカニカルな」防水システム「 nO-Ring®テクノロジー」を開発した。

  


  取り扱いが始まる2つのコレクション、「 Armure(アルミュール)」と「 GMT Sport (GMTスポーツ)」には、メカニカルな」防水システム「 nO-Ring®テクノロジー」が搭載されている。これにより経年劣化によるガスケットの交換など必要のないメンテナンスフリー、5年間の保証期間を実現した。

  このコレクションのケースは完全自社製で、いずれも通常の時計の3倍、36個のコンポーネントから成り立ち、まさに「外装のコンプリケーション」というにふさわしい緻密な仕上がりとなっている。

  また自社製ムーブメント、ダイアルの微細な仕上げ等、まさに「技術者らしさ」がふんだんに表現されたコレクションとなった。自社製のダイアルは、2枚のメタル・プレートを重ね合わせたサンドイッチ構造。上部は、細かくマイクロブラストされた表面仕上げ、センターとスモールセコンド・カウンターの湾曲したスネイル・パターンが特徴だ。

  ムーブメントのブリッジと同様のスピリットで、ダイアル下部のアワーマーカーとカルトゥーシュはシャンルベ技法を用いて機械加工され、浮き彫りになっているポリッシュ仕上げのテキストを強調している。

  


  モーロン・ミュジーの時計には「Swiss Made(スイス製」の刻印はないが、その代わりに、時計の100 %がスイスで開発、製造されたことを証明する「Swiss Crafted」のラベルが付いている。これは、ムーブメント、ケース、ダイアルなど、時計のすべての要素がスイスで完全に開発、製造、組み立てられていることを表明するものだ。

  


  モーロン・ミュジーの取扱説明書には、潜在的な注意事項に関する警告は含まれていない。所有者は、文字通りあらゆる状況に対応できる。モーロン・ミュジー ウォッチは、水に飛び込む前にリューズが所定の位置にあるかどうかを確認する必要もないし、ビーチで太陽から時計を保護する必要もない。このようなことはすべて忘れて着用できるのだ。さらにケースは、修理のために簡単に開閉できる構造である。

  メカニカルに、あるいは直接的なシーリング技術は、ガスケットを使用せずに、強く締められたボルトを使用してシステムの 2 つの部分を一緒に固定することで構成される。ダム・タービンや原子炉などの高度な装置の力学で使用されるこの技術は、材料の物理学と流体のダイナミクスに関する真剣な知識を必要とし、表面の平坦性と制御された粗さを達成するために、接触しているマテリアルを硬化させてからまっすぐにするか、または研磨する必要がある。

  それでもなお、メカニカルなシーリング技術を採用する必要がある。ウォッチメイキングでクランプネジを使用することは、 特定のコンポーネントを変形させる可能性があるため不可能だ。したがって、2 人の発明者は、非常に特殊なクランプ・ブレイスを開発した。サファイア・クリスタルとケースバックは、2 つの半円形パーツで構成され、固定されているベゼル、また4 つのパーツで構成されるミドルケース、両方の要素がスプリングに作用する。ガスケットは、プラスチック加工プロセスに必要な300℃ の温度には適合していない。

  古典的なクランプ・ブレイスは、円錐形の表面を一緒に保持し、水平方向の力を垂直方向の作用に変換します。ただし、このような方法を採用すると、ケース内に強い圧力が発生し、コンポーネントが変形する。さまざまな要素をタイトに固定させるために、エリック・モーロンとクリストフ・ミュジーは、サテライト・コンプレッション・スプリングを開発した。実質的な開発作業の集大成を表すこのドーム型リングは、サファイア・クリスタル製のアッパーガラスとケースバックの両方にピッタリと嵌っている。その結果、390 ニュートンにもなる垂直方向の圧力により、ガスケットや接着剤を使用せずに、時計全体に完全な耐水性が保証される。

  


  Contact info: ノーブル スタイリング Tel.03-6277-1604

2024.03.01 スーパーコピーオリス ダイビング中に水深を計測できる「アクイス デプスゲージ」の第2世代モデルが登場

スーパーコピーオリス ダイビング中に水深を計測できる「アクイス デプスゲージ」の第2世代モデルが登場

オリスの水深計を搭載した「アクイス デプスゲージ」の第2世代モデルが発表された。サファイアクリスタルの外周に配した溝を再構築することで、水深計の精度と視認性を向上させたことに加え、クイックチェンジシステムのストラップを採用した。
ブランド N級 代引き

進化した“穴の空いた時計”
 オリスは2021年の新作として、水深計を搭載したダイバーズウォッチ「アクイス デプスゲージ」の第2世代モデルを発表した。ダイビング時の水深を計測することができる本作は、風防の12時位置に開けられた穴から水が入り、外周に作られた溝に流れ込んで作動させるという画期的な機構を取り入れており、この仕組みは特許を取得している。
ブランド N級 代引き
オリススーパーコピー「アクイス デプスゲージ」
自動巻き(Cal.Oris773)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径45.8mm)。500m防水。

 初代モデルからの変更点は主に3つだ。まずデプスゲージシステムを見直し、サファイアクリスタル製の風防の外周に施された溝を改良することで、水深計の精度と水中での視認性を向上させた。

 次にケースバックに施されたメートルからフィートへの換算表を、常に12時の位置で90度に表示されるように配した。これによって、海図を日常的に使用するダイバーにとって使い勝手を向上させた。

 そして、オリスコピーブランド時計が新しく特許を取得した「クイックストラップチェンジシステム」を採用している。ステンレススティールのブレスレットとラバーストラップを瞬時に交換でき、工具を用意したり時計店で交換作業を依頼する必要が無くなったのだ。

水深計の仕組みとは
「アクイス デプスゲージ」に搭載されている水深計は、気体に対して「圧力×体積=一定」とするボイル・マリオットの法則を応用して設計されている。同社のエンジニア達は「サファイアクリスタルの溝の空気量は、ダイビング中に圧縮されて減少する」と計算した。そのため、ダイビング中は空気の体積が圧縮され、水が溝に入った後、水面に上昇することで減圧され、内部の水が外へ押し出される、という仕組みで成り立っている。
ブランド N級 代引き
 ケースの内部に水が侵入する仕組みだが、時計の心臓部であるムーブメントには全く影響がなく、サファイアクリスタルの周囲に配されたガスケットが防水性を高めているのだ。今回登場した新モデルのケースは500mの防水性能を備えているため、実際のダイビングでも安心して着用できる性能を備えている。

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